【ベルリン共同】ドイツ北東部メクレンブルク・フォアポンメルン州と首都ベルリン特別市(州と同格)の議会選が20日行われ、公共放送ARDの開票予測によると、同州では、反移民を訴える極右「ドイツのための選択肢(AfD)」が僅差で第1党となる勢い。メルツ連邦首相の保守、キリスト教民主同盟(CDU)は低迷し、メルツ氏の求心力低下は必至だ。
ARDの予測によると、AfDの得票率は38・3%で単独過半数には届かない見通し。主要政党が連立を拒否する構えのため、州政権の獲得は困難な情勢だ。第1党になれば、東部のテューリンゲン、ザクセン・アンハルトに続き3州目となり、旧東ドイツ地域での勢力拡大が顕著になる。
ベルリンでは旧東ドイツの社会主義統一党(共産党)の流れをくむ左派党が25・6%で第1党の勢いで、CDUは18・9%で第2党に転落する見通し。
バルト海沿岸のメクレンブルク・フォアポンメルンは湖沼と森林に覆われた人口約157万人の州で、観光や造船業が盛ん。ベルリンは人口約390万人で、ドイツ最大の都市として知られる。