損害保険ジャパンが会社都合による全国転勤を前提とした人事制度を見直し、社員の望まない転勤を廃止することが20日、分かった。引っ越しを伴う転勤が可能かどうかを毎年選べるようにする。一方で、転勤に伴う手当は増額する。働き方の多様化が進む中、優秀な人材の確保につなげる。社員の家庭の事情に配慮し、働く意欲を一層引き出す狙いもある。
同様の動きは大手企業で広がる。東京海上日動火災保険は2026年度に社員の同意のない転勤を取りやめたほか、第一生命保険も営業職を除く内勤社員を対象に27年度に廃止する。NTTグループは転勤や単身赴任を減らすため、22年にリモートワークを基本とする制度を導入した。