AI、生物兵器に悪用恐れを検知

米アンソロピックのロゴ(ロイター=共同)

 【ニューヨーク共同】米新興企業アンソロピックの人工知能(AI)「クロード」が生物化学兵器の開発に悪用される恐れのある試みを同社が検知したことが17日までに、明らかになった。同社は悪用を防ぐため、先端AIモデルの生命科学分野での利用に認証制度を導入すると発表した。

 アンソロピックによると、研究の信頼性や倫理性、安全基準を満たした研究グループが申請の上、利用を認められる。

 アンソロピックは認証を受けたグループの利用パターンや制度の枠組み内のデータを監視する。このため研究グループのデータは30日間、保存する。

 アンソロピックが今月公表した報告書によると、米国外の研究者が先端AIを使って鳥インフルエンザの哺乳類への感染と呼吸系への深刻な症状をもたらすことに重点を置いた研究を検知した。また、別のケースでは蚊が媒介する激しい痛みや熱を発症させるウイルスの感染のしやすさを増幅する研究費の申請に使われていた。パンデミックを引き起こすウイルスを特定できる恐れがあると懸念を示した。

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