フィジーがHIV危機を宣言

人の免疫細胞(大きな青い球)を攻撃するエイズウイルス(黄色い粒)(米国立衛生研究所提供)

 【シドニー共同】南太平洋の島国フィジーの政府は17日までに、エイズウイルス(HIV)感染拡大を受け「国家的な緊急事態」を宣言した。ニュージーランドのメディアは、薬物使用が感染急増の要因となっていると報じた。宣言は15日。

 フィジーの人口は約93万人。政府は、成人の60人に1人が感染していると推定。5年前は167人に1人だった。昨年、新たに感染が確認された人は約2千人に上り、母体を通じて新生児にも及んでいる。

 フィジーを含む南太平洋の島国は近年、違法薬物の密輸ルートの経由地となっているとされる。世界保健機関(WHO)などによると、フィジーでは覚醒剤メタンフェタミンを注射する際、注射器を使い回すケースが見られる。

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