ウクライナ、鉄道の被害拡大

ウクライナ・キーウの駅ホーム。家族での鉄道利用も多い=14日(共同)

 【キーウ共同】ウクライナの鉄道を標的としたロシアの無人機攻撃が激化している。民間の航空便が利用できないウクライナでは重要な交通手段だが、今月は首都キーウ発着の路線を含め、各地で連日のように攻勢にさらされている。外国の要人がキーウを訪問する際に利用する隣国ポーランドとの間を結ぶ路線も被害を受けており、外交への影響も懸念される。

 13日にはポーランド国境近くのウクライナ西部で旅客列車への無人機攻撃があった。攻撃前後にペトレアス元米中央情報局(CIA)長官やジョンソン元英首相らがそれぞれ近くの駅などにいたこともあり、衝撃が広がった。ロイター通信は鉄道当局者の話として今年だけで旅客車120両、機関車304両が被害に遭ったと伝えた。

 14日にキーウを訪問した森英介衆院議長も列車を利用した。ウクライナ外務省のチーヒー報道官は16日の記者会見で、ロシアの狙いの一つは外国の首脳や要人を怖がらせ、ウクライナ訪問をためらわせることだと指摘。「森氏のような勇敢な友人は来てくれる」と強調し、安全確保のための支援を呼びかけた。

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