【ウィーン共同】旧ユーゴスラビアのセルビアからの独立を巡る1998~99年のコソボ紛争時の戦争犯罪を裁く特別法廷(オランダ・ハーグ)は16日、コソボ元大統領のハシム・サチ被告(58)に対し、禁錮25年の実刑判決を言い渡した。サチ被告はコソボで英雄視されており反発は必至だ。
判決によると、サチ被告は紛争時にコソボの多数派民族アルバニア系の武装組織「コソボ解放軍」の政治指導者で、解放軍が紛争中に民間人らを殺害したことに関与したとして戦争犯罪が認定された。
サチ被告は解放軍を基盤とした有力政党「コソボ民主党」設立に関わり、2008~14年に首相。16年から大統領を務めたが、戦争犯罪での訴追を受け、20年に辞任した。