経団連中期ビジョン策定へ

経団連の筒井義信会長

 経団連が日本の経済成長に向けた道筋を示す2050年までの中期ビジョン「日本のすがた(仮題)」を来秋にも策定することが16日分かった。人口減少に歯止めがかからない中、少子化対策や人工知能(AI)の活用を前提とした人材育成など幅広い政策を政府に提言する。将来の消費税率の引き上げも論点の一つになる。

 筒井義信会長が来月19日に開く創立80周年記念行事で表明する。中期ビジョンの策定は、筒井氏が会長に就任してから初めて。今月7日に開いた会長・副会長会議で方針を決めた。

 ビジョンには、持続可能な地域経済社会の構築や外国人労働者の受け入れ問題で、企業が果たすべき役割も盛り込む。経済的な負担能力に応じて税金や社会保険料などを支払う「応能負担」の強化や、来年4月に飲食料品の税率が1%に引き下げられる消費税への見解も注目される。

 前会長の十倉雅和氏は40年までの中期ビジョン「フューチャー・デザイン2040」を24年12月に策定した。

 経団連は、戦後の日本経済再建を目的に1946年8月16日に設立された。

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