沖縄県名護市辺野古沖で船2隻が転覆し、研修旅行で乗船していた同志社国際高(京都府京田辺市)の生徒武石知華さん=当時(17)=らが死亡した事故から16日で半年。同校の保護者が問題視している一つが学校の引率体制だ。同乗するはずだった教員は船酔い体質による不安を話していたが配置は変更されず、体調不良で乗船を見送った。同乗が必要かどうかの定めはなく、学校側は取材に、引率体制の不備を認めた。
同校を運営する学校法人が原因分析などを依頼した第三者委員会の報告書によると、研修旅行に行く2年生の担任で計画段階から関わる「担任団」と、補助役の教員らが引率する。補助役の教員は計画段階では関与せず、2月末のミーティングで自分の役割を知らされた。
生徒はコースごとに分かれて行動。辺野古の乗船コースは、生徒35人に対し、担任団の教員1人と補助役の教員1人が配置された。乗船は2回に分かれ、補助役の教員が前半組と船に乗り、その間に抗議の活動拠点「テント村」関係者から話を聞く後半組を担任団の教員が引率する予定だった。