中部電力社長・会長が辞任

中部電力浜岡原発=1月、静岡県御前崎市

 中部電力は14日、林欣吾社長(65)と勝野哲会長(72)が30日付で辞任すると発表した。浜岡原発(静岡県御前崎市)の耐震設計に関わるデータ不正の責任を取る。浜岡原発3、4号機の再稼働審査申請を取り下げる方針も公表した。中部電は浜岡原発などを巡る不祥事が続発して信頼が失墜している。国の原子力政策にも大きな打撃となる。

 林氏の後任社長には安井稔取締役(61)を10月1日付で充てる。中部電は今年1月、浜岡原発3、4号機の再稼働に必要となる原子力規制委員会の審査で、耐震データを不正操作していたと公表した。中部電は外部の弁護士による調査委員会を設置し、林氏と勝野氏は調査委の報告書を踏まえ進退を判断するとしていた。中部電は今月11日に報告書を受領した。

 浜岡原発では、規制委が調査を始めた2025年5月以降もデータ不正を続けていたことや、1、2号機の廃炉作業の費用請求で書類を改ざんしていたことも発覚している。

最新記事
法相が民事訴訟法見直しを諮問
「安全優先の組織風土作れず」と中部電社長
「浜岡の重要性変わらず」と中部電社長
松原のぶえさん死去
原子力部門に叱責「深く反省」と中部電社長