【ニューヨーク共同】生成人工知能(AI)を開発する米アンソロピックのダリオ・アモデイ最高経営責任者(CEO)は12日までに自身のウェブサイトで「われわれはAI開発を遅らせなければならない」と主張し、AI業界全体に開発の減速を促した。制御不能や悪用のリスクが理由。オープンAIのアルトマンCEOも減速を検討していると報じられた。世界で開発をリードする2社のトップが同様の方針を打ち出したことで、AIの安全性や規制を巡る議論に影響を与えそうだ。
ただAIは、米中の覇権争いの主戦場になっており、自主規制に向けた国際協調につながるかどうかは見通せない。
アモデイ氏はサイトで、2021年の創業以来、AIの恩恵とリスクのバランスを取りながら開発を進めてきたと説明。しかし「この数カ月で、リスクに十分に対処するためにさらに(開発に)慎重になる必要があると確信するようになった」とした。
理由として、AIの能力の劇的な向上と暴走の二つを挙げた。