事件事故の被害者団体ネットワーク「ハートバンド」が12日、関西地区の遺族のつながりを深めようと大阪市で交流会「語りの夕べ」を開いた。2005年4月の尼崎JR脱線事故の遺族が講演し、刑事裁判で歴代社長が罪に問われなかったJR西日本に対し「無罪になったが、社会的、道義的責任を持ち続けてほしい」と訴えた。
遺族は犠牲になった女子大学生の両親。すぐには生死が分からず、JR西社員に向け怒号が飛び交う中で、不安を抱えながら過ごした状況を語り、被害者側と加害者側の間に立ち支援する組織の必要性を指摘した。娘が亡くなり「頭で分かっても、心はついていけなかった」といい、遺族の心のケアも課題と語った。