【ニューヨーク共同】米国が国連安全保障理事会の北朝鮮制裁委員会で制裁決議に違反した船舶を対象に追加するよう求めていた制裁強化が、中国とロシアの異議表明により見送られたことが分かった。安保理筋が11日、明らかにした。
制裁委員会の決定には全会一致が必要。北朝鮮の核・ミサイル開発に対し、北朝鮮を擁護する中ロが常任理事国を務める安保理が、具体的な対応を取れない現状が改めて浮き彫りになった。
見送られたのは、米国が昨年12月に制裁委員会に要請した船舶7隻の対象への追加。7隻は制裁決議で禁止されている北朝鮮産の石炭や鉄鉱石の輸出に関わったとされ、米国は船籍抹消や入港禁止を求めていた。