【カイロ共同】イエメン南部に拠点を置く暫定政権のズーバ外務・移民担当相は10日までに、共同通信の単独取材に応じた。イエメン内戦で北部の親イラン武装組織フーシ派が、海上輸送の要衝バベルマンデブ海峡の「支配」を狙っていると主張した。内戦では「航行の自由を確保するため世界を代表して戦っている」と訴え、日本などの支援を求めた。
米イランの戦闘でホルムズ海峡が事実上封鎖される中、イエメン沖のバベルマンデブ海峡はサウジアラビアの石油輸送の代替路としても使われていた。イエメン情勢が悪化すれば、世界のエネルギー事情は一層の混乱に陥る恐れがある。
ズーバ氏は、訪問先のエジプト首都カイロ近郊で取材に応じた。イエメンでは2015年から暫定政権とフーシ派の内戦にサウジが軍事介入。南部の暫定政権の後ろ盾サウジと、フーシ派を支えるイランとの「代理戦争」になってきた。
ズーバ氏は、フーシ派が紅海やアデン湾などで海上交通の妨害を図っていると主張。事態はイランによるホルムズ海峡封鎖と「並行」して起きていると述べた。