子どもの不登校対応で介護休業を取る際、勤務先への申請書の作成を支援するツールの提供が始まった。取得を後押しし、子どものケアのために仕事を辞める「不登校離職」を防ぐのが狙い。開発したジャーナリスト石井志昂さん(44)は「介護休業が高齢の家族だけではなく、不登校の対応に使えるということが企業側を含め十分知られていない。ぜひ活用してほしい」と話している。
「不登校のための介護休業活用ツール」で、不登校問題に詳しい石井さんがフリースクール運営会社などと8月下旬から提供を始めた。
LINEを通じて利用でき、子どもの氏名や年齢のほか、休業期間などを入力。「親以外と意思疎通ができない」「物を壊したり衣服を破いたりする」といった子どもの状態にチェックを入れると、申請書がPDFファイルで作成され、勤務先に提出できる。
介護休業は、2週間以上の常時介護が必要な場合に取得できる。ツールでは「子どもの不安が強く親族にも預けられない」「急な不登校で有給休暇が足りない」など、介護休業の取得対象となり得るケースも紹介している。