ドイツ極右政策は「民族浄化」

ドイツ連邦議会で演説するメルツ首相=9日、ベルリン(ロイター=共同)

 【ベルリン共同】ドイツのメルツ首相は9日、東部ザクセン・アンハルト州議会選で第1党になった極右「ドイツのための選択肢(AfD)」が主張する移民らの国外退去や帰還を促進する政策は「出身地や肌の色に基づく民族浄化に他ならない」と厳しく非難した。ベルリンの連邦議会(下院)での演説で述べた。

 ドイツでは20日、ベルリン特別市(州と同格)と東部メクレンブルク・フォアポンメルン州の議会選を控える。メルツ氏は有権者にAfDが掲げる政策は危険だと訴え、さらなる勢力拡大を阻止する狙いがある。

 自身が所属する保守、キリスト教民主同盟(CDU)がザクセン・アンハルト州で大敗したことを受け党内からメルツ氏への批判が強まっており、20日の選挙結果次第では権力基盤がさらに弱体化する可能性がある。

 一方、AfDのワイデル共同代表は、メルツ政権を構成するCDUと中道左派の社会民主党(SPD)の「時代は終わった」と主張。政権は「左派的な大量移民(政策)や社会主義的な再分配という束縛から脱却する意志がない」と批判した。

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