世界文化遺産「佐渡島の金山」(新潟県佐渡市)で12日に開かれる朝鮮半島出身者を含む全ての労働者の追悼式に、韓国政府が欠席することが9日、県などへの取材で分かった。欠席は追悼式が初めて開かれた2024年から3年連続となる。
外務省によると、韓国側は8日に欠席を伝えた。同省関係者は「追悼の辞の内容を巡って日韓間の溝が埋まらなかった。韓国側は今年も追悼式を独自に開催するようだ」と明らかにした。
韓国外務省は9日、出席に向け日本側と真摯に協議を続けたが「主要な争点で相互合意に至らなかったため、不参加を決めた」と表明した。
花角英世県知事は同日の定例記者会見で「韓国側の判断なので県としてコメントすることはない」と述べた。県として出席を働きかける予定もないとした。
日本政府は世界遺産登録に当たり、労働者の追悼行事を毎年行うと表明。24、25年は、追悼辞で「強制労働」との表現を避けたい日本側との溝が埋まらず、来日した韓国人遺族らと韓国政府関係者は、佐渡市内で独自の追悼式を営んだ。