東京都葛飾区で1996年、上智大4年小林順子さん=当時(21)=が自宅で殺害、放火された事件が未解決のまま発生から30年となった9日、遺族や警視庁の捜査員らが、現場の自宅跡地で献花した。跡地には事件の風化を防ごうと建てられた「順子地蔵」があり、約30人が解決を願った。
父賢二さん(80)があいさつし「体力の衰えを痛切に感じるが、娘の無念を晴らすため、解決に向けた活動を続ける覚悟だ」と訴えた。
その後、近くの京成電鉄柴又駅で、亀有署員らが情報提供を呼びかけるチラシを配布。発生時に現場で捜査に携わった岡本章一署長(59)は「必ず解決したい。さらなる情報提供をお願いしたい」と力を込めた。
事件は96年9月9日夕に発生。葛飾区柴又3丁目の自宅から出火し、首を刺され死亡した小林さんが焼け跡から見つかった。遺体にかけられた布団などにA型の血液が付着し、犯人のものとみられる男のDNA型が検出されている。
情報提供は警視庁亀有署、電話03(3607)0110。