国際刑事裁判所(ICC、本部オランダ・ハーグ)の赤根智子所長が6日、東京都内でのイベントにオンラインで参加し、講演した。米政権から制裁対象に指定されたことを巡り「どんなことがあっても信念は揺らがない。今まで通り、捜査、訴追、裁判業務を続ける」と決意を述べた。
講演で赤根所長は制裁などについて「裁判官への脅しで、中立性を脅かす」と指摘。多くの国と協力し、重大犯罪を訴追する体制が将来の犯罪を防ぐ一助になるとして「日本は世界の試みに今こそ積極的に加わるべきだ」と訴えた。
「法の支配」が脅かされる状況に「沈黙することは大きな圧力や力による支配を是認することと同義だ」とし、「私は諦めない」と強調した。