【フエ共同】ベトナムと日本の地方間における協力の可能性を模索する「地方協力フォーラム」が6日、中部の古都フエで開かれた。出席したレ・ミン・フン首相は冒頭「地方間協力は両国の『包括的戦略的パートナーシップ』の重要な柱の一つだ」と述べた。高度人材の育成や直行便開設での協力に加え、防災分野でも「経験を共有できる」と指摘した。
開催は今年で2回目で、日本側からは奈良県の山下真知事らが参加した。
山下氏は「遺産保存から文化産業へ」のセッションで、世界文化遺産「飛鳥・藤原の宮都」を構成する明日香村を巡り、開発規制と財政支援を柱とする「明日香法」の制定による保護の取り組みを説明した。
滋賀県の岸本織江副知事は安土城の復元に関し、拡張現実(AR)技術を活用した事例を紹介。ベトナム側は、フエ市の幹部が3D技術を使った文化遺産の展示などについて話した。
地方のイノベーションがテーマのセッションでは群馬県の大塚康裕副知事が、県の人口の1%弱に当たる約1万6千人の県内在住ベトナム人を「地域や産業を支える大切な仲間だ」と指摘した。