航空過剰予約、国交省が集計廃止

国土交通省

 航空会社がキャンセルを見越して席数より多く予約を受け付ける「オーバーブッキング(過剰予約)」で搭乗できなかった旅客数の集計を国土交通省がやめていたことが6日、分かった。望まない便の振り替えが過度に増えないよう見張る制度だった。利便性に「支障はない」と判断したと説明しているが、専門家は「有益な情報で、公開した方が良いのではないか」と指摘している。

 国交省の航空事業課は「これまで過剰予約により利用者の利便性を損なう事例は確認できなかった」と説明している。航空会社の運用実態が見えにくくなり、透明性の確保が課題となりそうだ。

 航空会社は座席より予約を多く受け付け、直前のキャンセルで生じる空席を減らす仕組みを導入している。搭乗できず便を振り替えてもらう場合は協力金やマイルを支払う。

 航空経営研究所の橋本安男主席研究員は「顧客にとってどの航空会社で過剰予約が多いかは知っておいて損はない情報だ」と指摘し「情報公開は制度自体のPRにもなる」と集計の必要性を訴えた。

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