【ニューヨーク共同】国連総会は4日、世界各地の実際の面積を正確に反映した地図の採用を加盟国に促す決議案を賛成多数で採択した。日本でも広く使われる「メルカトル図法」の地図は、アフリカ大陸など赤道に近い低緯度の地域が相対的に小さく見えるため「不均衡な世界観」を固定化させるとしている。
決議案はアフリカ諸国などが共同提出し、日本を含む164カ国が賛成した。米国が唯一反対し、ウクライナなど6カ国は棄権した。総会決議に法的拘束力はない。
16世紀に航海用に考案され、後に普及したメルカトル図法の地図は緯線・経線が直角に交わり、一定の方角を保つ航海に適する一方、面積にゆがみが生じる。