大阪府警捜査4課の警察官が家宅捜索中に捜査対象者を暴行した事件に絡み、府警が設置していたカメラの映像データが何者かに削除された問題で、大阪府警は3日、証拠隠滅の疑いで容疑者不詳のまま書類送検したと発表した。5月28日付。「可能な捜査は尽くしたが特定できなかった」としている。
4課を巡っては、昨年7月、風俗スカウトグループ「ナチュラル」の関係先捜索中に、男性らを殴打する特別公務員暴行陵虐事件が発生。その後、府警が保管していた暴行の様子を捉えたカメラの映像が削除されていたことが発覚していた。
府警によると、映像データは記録媒体に保存され、捜査本部内に保管されていた。府警内部の犯行とみて、削除が可能だった捜査員数十人から聞き取ったが、容疑者は特定できなかった。
暴行事件では、複数の元警察官が特別公務員暴行陵虐罪で有罪判決を受けたほか、府警が35人を免職などの懲戒処分や本部長訓戒などとした。
西川和幸監察室長は「指導教養の徹底を図り、収集したデータの保管・管理の徹底に努める」とコメントした。