G20、中国反対で声明断念

G20財務相・中央銀行総裁会議の様子=1日、米アッシュビル(ゲッティ=共同)

 【アッシュビル共同】日米欧の先進国に中国やロシアなど新興国を加えた20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議は1日、米南部ノースカロライナ州アッシュビルで2日目の討議を終え閉幕した。重要鉱物の供給網強化や貿易不均衡を巡り中国が反対し、共同声明の採択を断念した。G20の亀裂が鮮明となった。議長声明では為替相場の安定の重要性を共有。世界経済については「戦争を含む複数のショックに直面しても強靱性を維持している」との認識を示した。

 議長国の米国が公表した議長声明は、エネルギー貿易に対する継続的な混乱を懸念するとともに、ホルムズ海峡の自由、安全な航行と戦争の解決が持続的な成長に不可欠だと指摘。為替相場に関しては、過度な変動や無秩序な動きが経済と金融の安定に悪影響を与える可能性があるとした2021年4月の合意を再確認した。

 中国は議長声明にも同意しなかった。

 記者会見したベセント米財務長官は「成長こそが持続的な繁栄の前提条件だ」と強調した。

 日本からは片山さつき財務相と日銀の植田和男総裁が出席した。

最新記事
漫画家の車田正美さんが横領被害で提訴
日銀、9月利上げを検討
クルドの豊かな文化知って
同志社「安全管理室」設置
台風24号、南西諸島へ