旧統一教会総裁自室に30億円

韓鶴子被告

 【ソウル共同】韓国の検察と警察による宗教団体と政界の癒着疑惑を調べる合同捜査本部は1日までに、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)総裁の韓鶴子被告の自室にある金庫などから現金260億ウォン(約30億円)を押収したと発表した。韓被告は尹錫悦前政権側に金品を贈ったとして、実刑判決を受けている。

 捜査本部は、教団への献金などを横領して現金で保管していたとみて、判決確定前に教団側が処分できないよう保全の手続きを進める。

 韓被告らは2017~25年、海外宣教費などと偽って会計処理したり、現金で受け取った献金を帳簿に計上しなかったりする手法で、教団の資金約105億ウォンを横領したとして8月に追起訴された。現金は、韓被告の自室に設置された金庫などに保管されていた。

 韓被告を巡っては、ソウル中央地裁が8月31日、尹政権側に便宜を受ける目的で金品を贈ったとして、政治資金法違反罪などで懲役2年の実刑判決を言い渡した。韓被告は起訴内容を全て否認していた。韓被告側は控訴する方針だ。

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