文化庁は31日、同庁所有の国指定重要文化財「木造阿弥陀如来坐像」の修理を委託した団体による作業中に、右肘から先が真っ二つに割れたと発表した。今後、漆などを用いて割れた部分を接着する。文化庁は「元に戻すことが可能であり、文化財的価値に及ぼす影響は軽微だ」としている。
文化庁によると、仏像は高さ142センチで、1147年造立。経年劣化のため、昨年10月から美術院(京都市)に委託し修理していた。今月20日、京都国立博物館の敷地内にある文化財保存修理所の美術院工房で、像本体と肘を接合する突起「ほぞ」を取り外すため木づちでたたいたところ、割れたという。