伊藤忠商事は31日、電通グループ上場子会社の電通総研に対し、11月上旬をめどに株式公開買い付け(TOB)を実施すると発表した。買い付け額は最大2152億円。電通総研は金融や製造業向けのシステム開発を手がけており、伊藤忠は今回のTOBで人工知能(AI)を使った広告や顧客提案力の強化を狙う。
1株当たり2880円で買い付け、最大38・22%の電通総研株を取得する。残る約6割の電通総研株は電通グループが保有したまま非公開化する。東京都内で記者会見した伊藤忠の野田俊介専務執行役員は今回のTOBで「5年後には500億円以上の新たな取引を生み出せる」と話した。