クマの大量出没で市町村のマンパワーが不足する事態に備え、秋田県は31日、県建設業協会と基本協定を締結した。捕獲する箱わなの運搬や設置で協力を依頼する。人身被害が多発した昨年秋は陸上自衛隊が同様の支援をした。県内だけで対応できる態勢を事前に整備する狙いがある。
重機を取り扱う建設業界は規模が大きく、県は活動に適していると判断した。約250業者が対象。駆除したクマの運搬と埋設のための掘削も担う。県がヘルメットやクマスプレーなどの防護用具を貸す。
鈴木健太知事は「危険を伴う特殊な業務」と述べた。県建設業協会の北林一成会長は「機動力と組織力を生かし全力で支援する」と語った。