2023年に岐阜県農政部の男性職員=当時(27)=が自死したのは、100時間超の時間外勤務(残業)が原因だとして、遺族は31日、県を相手取り約8900万円の損害賠償を求めて岐阜地裁に提訴した。遺族は「地域のために働きたいと思い県庁に入った息子が、わずか1年で心を病み命を絶った。今も受け止め切れない」とし、再発防止を求めるコメントを出した。
代理人弁護士によると、職員は20年4月に入庁。翌21年3月に106時間の残業をしたことなどが原因で、同5月に適応障害と診断された。休職中の23年7月に亡くなった。地方公務員災害補償基金は今年3月、公務災害に認定した。