道庁爆破事件の証拠不明

爆破事件があった北海道庁1階ホールのエレベーター前を検証する捜査員=1976年3月

 1976年に2人が死亡、95人が重軽傷を負った北海道庁爆破事件で、札幌地検は31日、保管する証拠89点が所在不明になっていると明らかにした。事件では、殺人罪などで死刑が確定した大森勝久死刑囚(76)の弁護団が昨年、第4次再審請求をしている。

 地検によると、所在不明になった89点のうち、70点は原本が残っているものの写しがなく、17点は原本がなく写しだけが残っている。2点は原本も写しも見当たらなくなっているという。

 大森死刑囚は実行犯として起訴され無罪を主張したが、札幌地裁が83年に死刑判決を言い渡し、その後確定した。これまでの3度の再審請求はいずれも退けられた。

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