収穫目前の米どころ直撃

泥水が残る田んぼ=31日午後、福井県坂井市

 26日から断続的に続いた大雨が、米どころの北陸地方を直撃した。31日までに、各地で収穫を目前に控えた田んぼに冠水などの被害が確認された。福井県坂井市ではタイヤや泥水が流れ込み、なぎ倒された稲も。農家は「心が折れた」と悲痛な声を上げる。石川県、富山県でも田んぼへの浸水や稲が倒れる被害が広範囲に出ている。

 JA福井県中央会によると、9月上旬から主力品種「コシヒカリ」の収穫が控える。担当者は「短時間でこれほど水かさが増したことはない」と影響を懸念し、県全体の被害把握を急ぐ。

 富山県によると、県内では冠水に加えて、稲が倒れる被害が30日時点で判明しているだけで263ヘクタールに及ぶ。最も被害の大きい氷見市の詳しい状況は明らかになっておらず、さらに広がるとみられる。

 石川県羽咋市でも、二つの川が決壊して田んぼへの冠水が続いている。担当者は「ポンプで排出しているが、堤防が決壊したままで解消の見通しは立っていない」と話した。

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