熊本城、再開も来場者が半減

熊本地震で一時休園し、その後再開した熊本城=8月27日、熊本市

 熊本地震で一時休園し、8月13日に再開した国特別史跡・熊本城(熊本市)で、来場者が昨年同時期と比べて半数にとどまっていることが31日までに、市への取材で分かった。近隣店舗からは「風評被害で客が来ず厳しい」と悲痛な声が上がる。観光は九州経済を支える柱の一つで、影響は全域に及んでおり打撃は深刻だ。

 市熊本城総合事務所によると、地震で石垣が約40カ所で崩れるなどの被害があったものの、これまでの耐震化が奏功し、約2週間で再開した。ただ8月13~27日の来場者は計約3万2400人で、昨年同時期の約6万人から半減した。

 8月下旬、熊本城の天守閣前は閑散としていた。2016年の地震から10年となる今年、関連行事を展開。夏休み中の8月には特別ライトアップを計画し約1万人の誘客を想定していたが、中止となっていた。

 政府は宿泊費やツアー代金の一部を公費で負担する「九州ふっこう応援割」を10月から実施する方針だ。

 熊本城は16年の熊本地震で、国指定重要文化財のやぐら2棟が倒壊するなど甚大な被害に遭い、天守閣の復旧に約5年を要した。

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