熊本地震で震度6強を観測した熊本県八代市で、10月17日に予定されていた「やつしろ全国花火競技大会」の中止が決まった。市によると、30の花火師が集う九州唯一の全国競技大会で、1987年に始まり今年が39回目となるはずだった。例年約30万人の動員数を誇るといい、市民からは「中止は寂しい」との声が上がっている。
競技大会では、大きさや打ち上げ方法ごとに決められた数量が上げられ、開き方や色の鮮明さ、独創性などを審査基準として優勝者が決まる。全国的には「大曲の花火」の通称がある秋田県大仙市の「全国花火競技大会」などが知られている。
地震で交通インフラが大きなダメージを受け、JR鹿児島線は八代周辺の区間で10月中旬ごろまで運行見合わせが続く見通しだ。警備体制の構築も難しく「被災者支援や復旧・復興を最優先にする」として、八代市などでつくる実行委員会が開催を取りやめた。
第1回から参加している塚本花火工業(福岡県みやま市)の塚本典利代表は「災害復旧が優先。もし来年以降開催されるのであれば、八代の皆さんに喜んでいただけるよう頑張りたい」と復活を願った。