沖縄県知事選で事実上の一騎打ちとなった元那覇市副市長の新人古謝玄太氏=自民、維新、国民、参政、保守推薦=と、現職玉城デニー氏の戦略の違いが明確になっている。古謝氏は経済政策を前面に押し出し、玉城氏は米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古移設反対に力点を置く。告示後、初の週末を迎えた29日、両陣営は支持拡大に奔走した。
「暮らしを豊かにし、産業を活性化する」。古謝氏は名護市での街頭演説で、インフラ整備など振興策の訴えに時間を割いた一方、移設問題には一言も触れなかった。
古謝氏は移設容認の立場だが、大きな争点には位置付けていない。告示以降、辺野古反対を鮮明に打ち出した玉城氏の「土俵に乗らず、あくまで経済政策を訴え続ける」(陣営関係者)構えだ。
その玉城氏は那覇市での演説で、米軍基地問題に触れ「あるべき姿に変えるべきだと主張していく」と強調した。
知事選には他に、いずれも新人で、会社社長兼島俊氏(48)、医療法人会長末吉正弘氏(73)、会社社長比嘉隆氏(49)、諸派の政治団体代表屋良朝助氏(74)が立候補している。