環境省は29日、東京電力福島第1原発事故に伴って福島県内の除染で出た土を、仙台市にある国の出先機関に搬入し再利用した。昨年7月以降、東京・永田町の首相官邸など都内12カ所で活用しているが、福島県内での実証事業を除き都外での利用は初めて。
同市青葉区にある仙台合同庁舎の植え込みで約1立方メートルを利用。
除染土を保管している中間貯蔵施設には、今年7月末時点で約1446万立方メートルが搬入されている。2045年3月までに福島県外で最終処分すると法律で定めているが、候補地の選定は進んでいない。
環境省は除染土の最終処分量を減らすため、放射性物質濃度が比較的低い土を公共工事などで再利用する方針も示している。