建設石綿、4社に賠償命令

 建設現場でアスベスト(石綿)を吸い、健康被害が生じた元労働者や遺族らが、国や建材メーカー22社に損害賠償を求めた東京第3陣訴訟の判決で、東京地裁は28日、うち4社に計約7億5千万円の支払いを命じた。賠償が認められたのは、被災した88人のうち74人。弁護団は判決を不服として控訴する方針を示した。

 4社はニチアス(東京)、エーアンドエーマテリアル(同)、エム・エム・ケイ(同)、ノザワ(神戸市)。

 堀内元城裁判長は、1974年にはメーカー側が石綿の健康被害を予見できたと指摘。建材に石綿が含まれていることを示す警告義務を果たさなかったとし、シェアの高さなどから4社が共同で賠償する責任があると判断した。一方、屋外作業者や解体工らは対象外として請求を退けた。

 東京第3陣訴訟では、被災した12人について計約1億8千万円を支払う内容で、6月に一審段階で初の和解が成立した。

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