骨の健康、感覚神経の作用が重要

研究について説明する東京科学大やJAXAなどのチーム=27日、東京都文京区

 骨の健康を保つには、重力や運動負荷を感知する感覚神経の作用が重要なことを、東京科学大や宇宙航空研究開発機構(JAXA)などのチームが、国際宇宙ステーション(ISS)で飼育したマウスと地上実験で解明し、28日付の国際学術誌に発表した。

 運動不足などで骨にかかる負荷が減ると、骨量減少や骨粗しょう症になることがあるが、詳しい仕組みは分かっていない。チームは骨粗しょう症の治療や予防、長期宇宙滞在時の健康管理につなげたいとしている。

 チームは、重力負荷の小さいISSで3週間飼育したマウスを調べ、後ろ足の骨量と骨の中の感覚神経が減っていることを確認した。さらに地上でマウスの後ろ足を持ち上げ、3週間負荷がかからないようにしたところ、同様に骨量と神経が減少していた。

 地上実験のマウスに再び負荷を加えると神経が増え、骨量が回復した。この神経から分泌されるCGRPと呼ばれる物質を人工的に投与したマウスは、負荷がかからないようにしても骨量がある程度維持できた。

最新記事
米国産ジャガイモ巡り来月18日に説明会
米国産ジャガイモのリスク評価完了と農相
熊本断水29日までに解消へ
福岡県議に公認出せる状況にないと自民幹部
「AI企業指定は憲法違反」