広島市の原爆資料館の運営団体は27日、来館者へのアンケートで約9割が「混雑によって見学に支障があった」と回答していたと明らかにした。入館者数が3年連続で過去最多を更新する中、展示を十分に見られなかったとの声が寄せられており、有識者懇談会で対応策を議論している。
調査は5月と8月に実施し、国内外の来館者646人が回答し、計88・9%が支障があったと答えた。聞き取りでは「全然進まなかった。動けなかった」(鳥取)、「混雑のため全てを見ることはできず、一生に一度のチャンスだったのに残念だ」(ドイツ)と落胆の声が上がった。
改善策として、入館者数の制限や展示空間の拡大を挙げた人が多かった。
6月には来館者約千人に別のアンケートを実施。入館料(大人200円)の値上げが適切だと回答した人が8割に上った。収益を資料館の拡張や展示品の充実に充ててほしいという声が目立った。