【北京共同】中道改革連合の伊佐進一広報委員長ら超党派の国会議員団が27日、北京で中国共産党の対外交流部門、中央対外連絡部(中連部)の陸慷副部長と会談した。陸氏は昨年11月の高市早苗首相の台湾有事に関する国会答弁や、台湾に関する認識が変わらない限り「中国政府は(対日)政策を変えるつもりはない」と述べ、答弁の撤回を主張した。
伊佐氏が会談後、記者団に明らかにした。日本の国会議員団が訪中して共産党幹部と会談するのは、高市氏の答弁で日中関係が冷え込んで以降、初めて。会談は約2時間に及んだ。伊佐氏は日中間の青年、文化交流の再開を提案。邦人拘束事案やレアアース(希土類)などの対日輸出許可の停滞、中国軍の東・南シナ海での活動の活発化についても取り上げた。
双方は「対面で意見交換することが、関係正常化に向けた雰囲気づくりにつながる」との認識では一致した。
訪中団は伊佐氏と自民党の橋本岳元厚生労働副大臣、公明党の川村雄大参院議員の3人。橋本氏は日程の途中で帰国し、陸氏との会談に参加しなかった。