ビル・ゲイツ氏、AI時代に警鐘

ビル・ゲイツ氏

 【ニューヨーク共同】米マイクロソフト創業者のビル・ゲイツ氏は26日、自身のホームページで「人工知能(AI)時代への移行は人類史上最も激動の時代になる」として、雇用などに破壊的な影響があり、変化に対応することが世界の最優先事項になると警鐘を鳴らした。巨大IT企業の創業者がAI慎重論を公に表明するのは異例。

 ゲイツ氏は過去の技術革新では数世代かけて人間の力が必要な雇用の創出が進んだのに対し、「AIは人間そのものを代替する」と指摘。政治や社会、経済が対応するために時間が必要だが、「地政学的や経済的な動機があまりにも強く、全速力で突き進む流れになっている」と懸念を示した。

 また主に三つのリスクとして(1)雇用の喪失(2)AIの悪用で犯罪や偽情報の拡散、武器の生産が容易になること(3)AI依存による人間関係の希薄化を挙げた。

 一方で、ゲイツ氏はAIの利用で医療や低所得国の開発などに利点があるとも表明。健全な発展を促すため「国際的、国内で協力する枠組みを作ることが優先だ」と強調した。

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