福岡県議会の金銭授受疑惑を巡り議員辞職の意向を示していた蔵内勇夫議長は25日、東京都内で記者団に「本日をもって議長、県議を辞職する」と述べた。同時に「後日、福岡でゆっくり報告したい」と語り、辞職理由を説明せずに取材を打ち切った。板橋聡副議長は蔵内氏の議員辞職願を許可。同日付の議員辞職が決まった。
蔵内氏は記者団に、金銭授受疑惑の解明に向けた第三者委員会の調査には「積極的に協力する」とした。
自民党県議団幹部によると、蔵内氏は22日、辞職理由に関し「若い議員に迷惑をかける」と話していた。
疑惑は、元議長の吉松源昭県議ら複数の正副議長経験者が、就任に際して蔵内氏ら自民県議団幹部に数百万~数千万円を払ったと取材に証言。蔵内氏は関与を一貫して否定している。
県議会は17日、吉松氏が出した議長職の辞職勧告決議案を採決する直前で、蔵内氏の元秘書の自民県議が出した動議を賛成多数で可決。採決は中止され、批判が集まった。
蔵内氏は高額な海外視察や、自身の肝いり政策に多額の県予算が投入された問題の渦中にもいた。