いすゞ、ガソリン車の生産優先

インタビューに答えるいすゞ自動車の山口真宏社長

 いすゞ自動車の山口真宏社長(63)は23日までに共同通信のインタビューに応じ、米国で2027年初頭に稼働予定の新工場で、当初はガソリンで走るトラックを優先して生産する方針を明らかにした。電気自動車(EV)のトラックを念頭に置いていたが、米国の政策変更などを背景に「(需要に)ブレーキがかかっている」と説明した。

 工場は重点地域である米国のサウスカロライナ州に建設中だ。生産する車種やパワートレインは柔軟に変更できる仕様で、EVのトラックも少量生産する。

 EVの普及は地域や国によってペースに差が出ているものの、近距離輸送を担う小型トラックを中心に「(中長期的には)進む」との見方を示した。藤沢工場(神奈川県藤沢市)内に新設した電動開発実験棟で、バッテリーとモーターを使った制御技術の研究を加速させる。

 一方、トラックやバスなどの商用車は国ごとの道路事情に応じて使われ方が多様なため「電動化一辺倒ではない」と指摘。脱炭素化に向け、水素で走る燃料電池車(FCV)やバイオ燃料を使うエンジン車など複数の選択肢を用意する考えを示した。

最新記事
福岡・高島市長、不出馬へ
中国ロボット、人類超え記録続々
北海道で震度4
泊原発に異常なし
震度4、新幹線に影響なし