熊本地震の被災者が避難所や車中泊からホテルや旅館へ移る「2次避難」が決まった件数が、21日時点で希望した総数1307件の31%(401件)にとどまることが22日、熊本県のまとめで分かった。希望したものの県による調整に時間がかかり、37%(480件)が決まっていない。「家から遠い」「自宅のライフラインが復旧した」といった理由での辞退も27%(355件)あった。
県は発生6日後の今月3日に受け付けを開始した。猛暑で断水も長期化する中、過酷な避難生活が続けば災害関連死につながる懸念もある。政府は、全ての希望者が2次避難できるよう費用面などで支援する方針だ。
県はホテルなど181施設の協力を得たが、多くは被害の大きかったエリアから離れている。家の片付けや通勤、通院の都合から地元に避難したいとの被災者の意向に添えず、調整に時間を要している。
観光庁によると、県外でも政府が九州6県の宿泊施設を確保したものの、内閣府関係者は「受け入れはほぼない」としている。