高市政権で初の死刑執行

法務省などが入る中央合同庁舎第6号館A棟

 大阪市で2009年、5人が死亡したパチンコ店放火殺人事件で、現住建造物等放火や殺人などの罪で死刑判決が確定した高見素直死刑囚(58)の刑が21日午前、執行された。高市政権では初の執行。前回の執行は25年6月、神奈川県座間市9人殺害事件の白石隆浩元死刑囚=執行時(34)=だった。平口洋法相が命令した。

 平口法相は臨時記者会見に臨み「慎重な上に慎重な検討を加え、死刑執行を命じた」と述べた。

 事件は09年7月5日午後、大阪市此花区のパチンコ店で起きた。店が全焼し、客や従業員計5人が死亡、10人が重軽傷を負った。高見死刑囚は山口県岩国市の岩国署に出頭し、大阪府警が殺人などの疑いで逮捕。同罪などで起訴され、16年に死刑が確定した。

 死刑制度を巡っては、22年11月に当時の葉梨康弘法相が「法相は死刑(執行)のはんこを押す。ニュースのトップになるのはそういうときだけという地味な役職だ」などと失言し、更迭された。24年10月には静岡県一家4人殺害事件で死刑が確定していた袴田巌さん(90)の無罪が確定した。

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