【ナイロビ共同】アフリカ連合(AU)の疾病対策センター(CDC)と世界保健機関(WHO)は20日の声明で、コンゴ(旧ザイール)東部で広がるエボラ出血熱の封じ込めに向け、未承認ワクチン7万回分が供与されると発表した。流行している「ブンディブギョ株」への効果は不明だが、動物実験の結果などから「予防につながる可能性がある」としている。
CDCによると、ワクチンは「エルベボ」と呼ばれ、過去に流行した「ザイール株」に対しては承認されている。WHOなどが構成する「ワクチン供給に関する国際調整グループ」が提供し、臨床試験に2万回分を配分。残りは医療従事者らに接種する方針だという。
コンゴ保健省によると、コンゴ東部イトゥリ州を中心に5208人が感染し、うち2476人が死亡している。ロイター通信によると、2014~16年に西アフリカで発生し、1万1千人以上が死亡した過去最大の流行に次ぐ規模。
今回の流行を巡っては感染者と接触した人の追跡が課題となっている。CDCは、確認された感染者の大半が追跡対象ではなかったと指摘した。