九州の宿泊キャンセル17万件

熊本地震後の各県の宿泊キャンセル件数

 熊本県を除く九州6県の宿泊施設で、先月28日の熊本地震後に計約17万4千件のキャンセルが出たことが20日、分かった。交通網の寸断など、大半が地震を受けた対応とみられるが、地震による建物損壊が集中したのは熊本県の一部に限られており「風評被害だ」との指摘がある。熊本県内でも被災地から離れた阿蘇地域などでキャンセルが続出しており、政府は宿泊費やツアー代金の一部を公費で負担する「九州応援割」を実施する方針。

 キャンセル分の金額は算出していない宮崎、鹿児島を除き計約6億7千万円に上った。

 共同通信は各県の担当課にキャンセル件数を取材。担当課は各県の旅館ホテル生活衛生同業組合が集計した件数を回答した。鹿児島は県独自に調査した件数を答えた。

 最多は鹿児島の11万1749件(7日時点)。熊本と鹿児島を結ぶ九州自動車道と九州新幹線の寸断が影響した。両県を含む数県をセットで周遊する旅行プランが多いことも、被害の少ない鹿児島のキャンセルを増やした可能性がある。

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