【モスクワ共同】ロシアのプーチン大統領の北方領土訪問に絡み、高市早苗首相らの発言に反発したロシア側に呼び出された日本の武藤顕大使が18日、モスクワのロシア外務省庁舎を訪れた。ロシア側によると、面会したガルージン外務次官は、北方領土は自国領土だと主張し抗議。ロシアが侵攻するウクライナを日本が支援し、対ロ制裁を続けていることを踏まえ「適切な対抗措置を取る権利がある」と警告した。
在ロシア日本大使館によると、武藤氏は日本側の立場を「適切に説明」した。武藤氏は約20分後に外務省から出た。記者団の質問には答えなかった。
ロシア外務省によると、ガルージン氏は、北方領土が第2次大戦の結果としてロシアに帰属したと主張。「明白な事実に疑問を呈することを断じて容認できない」と伝えた。
ラブロフ外相は17日の記者会見で、プーチン氏の択捉島訪問に高市氏らが抗議したことについて「プーチン氏がロシア領内の地域を訪問できないという発言は到底容認できず、礼節の一線を越えている」と指摘した。