【ローマ共同】イタリアで今年発足した新興の極右政党が支持を拡大し、右派のメローニ政権を揺さぶっている。極右が伸長する欧州で新勢力が「急進性」をアピールする流れの一つ。来年実施が見込まれる次期総選挙に向け、メローニ首相の続投戦略に影響を及ぼす可能性も指摘される。
新党は、陸軍の元将官ロベルト・バンナッチ氏(57)が設立した「国民の未来」。バンナッチ氏は、メローニ氏率いる連立政権の一角をなす反移民の右派政党「同盟」の欧州連合(EU)欧州議会議員だったが、2月に離党した。
不法移民や、同化していないと見なす移民らの強制送還を主張。EUの政策を批判し、欧州議会では「ドイツのための選択肢(AfD)」などと同じ極右系会派に属する。
コリエレ・デラ・セラ紙が掲載した世論調査結果によると、支持率は当初3%程度だったが、徐々に上昇し、7月下旬には7・1%となった。メローニ氏率いる「イタリアの同胞」は26・5%で支持率トップだが、2月以降減少した。