リサイクルが容易な色つきのプラスチックを開発したと、大阪公立大などのチームが18日までに発表した。着色剤をそのまま使うのではなく、微小のビーズ状にしてプラスチックと混ぜる方法。リサイクル時にさまざまな色が混ざり合って使い物にならなくなるのを防ぎ、廃棄を減らせる可能性がある。
色のついたプラスチックは包装やスプーンで幅広く使われるが、着色剤が分子レベルで溶け込んでいて分離できない。従来の技術でリサイクルすると色が混ざって灰色や黒色になってしまい、用途が限られるか廃棄せざるを得なくなる。
開発したのは砂やガラスの成分である二酸化ケイ素と着色剤を混ぜてビーズ状に固めたもので、直径4~6マイクロメートル(マイクロは100万分の1)。プラスチックの素材と混ぜて型に流し込んだり加熱したりして色のついた動物形のブロックや、スプーンを作った。
これらの製品を除光液に使われる溶剤などに溶かして処理すると、着色剤入りのビーズと透明なプラスチックに分けて取り出せた。
リサイクルを繰り返しても品質は安定しているという。