国内SUV販売競争、激しさ増す

日産自動車が6月に発売した「キックス」=7月、東京都港区

 国内新車販売の約3分の1を占めるスポーツタイプ多目的車(SUV)の販売競争が激しさを増している。トヨタ自動車やホンダが先行する小型は、日産自動車が新モデルを投入し挽回を図る。一回り大きい中型でもマツダが主力車種を9年ぶりに全面改良し、しのぎを削っている。

 SUVは悪路でも高い走行性能や広い車内空間を備え、世界的に人気が高まっている。小型では昨年、トヨタの「カローラクロス」が約6万台、ホンダの「ヴェゼル」が約7万台売れた。

 2社の牙城に対抗すべく日産は6月に「キックス」を発売。8月上旬までに約1万1千台を受注した。トヨタやホンダの競合車に迫るペースだ。

 国内販売が不振だった日産にとって、キックスは起死回生を図る重要モデルだ。顧客の45%が高価格の最上位グレードを選択しており、自動車メディア編集者の長野達郎氏は、個性的なデザインが支持されていると分析。「いかに(流れを)継続できるかが大切だ」と述べた。

 マツダが5月に投入した「CX―5」は発売後1カ月で受注が1万台を上回り、目標の5倍を超えた。

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