台風15号は11日午後、茨城県南部に上陸した。その後、列島を横断して日本海へ抜け、12日午前に熱帯低気圧に変わった。気象庁によると1951年の統計開始以降、同県への台風上陸は初めて。各地で強風にあおられるなどしてけが人が出たり、木が倒れたりした。同庁は、暖かく湿った空気の影響などで東北から西日本では13日にかけて、大雨による土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に警戒を求めた。
台風15号は、列島の北側に停滞している高気圧周辺の風に流され、東から西へ進む珍しいルートをたどった。
総務省消防庁によると12日午前9時現在、岩手、茨城、栃木の3県で計7人がけがを負った。茨城県ひたちなか市では70代女性が自転車で走行中、風にあおられて転倒した。栃木県佐野市では50代男性がごみステーション用の物置に頭をぶつけて軽傷。JR宇都宮駅前のロータリーでは高さ約18メートルの木が倒れた。
12日は、神奈川県三浦市で1時間に40ミリ超、千葉県鴨川市や栃木県日光市で30ミリ超の激しい雨が降った。